町立西和賀さわうち病院 病院長挨拶
町立西和賀さわうち病院
院長 北 村 道 彦
新年度を迎えて
今冬は雪が多く心配しましたが、予想以上に雪融けが速く、西和賀にも春が訪れました。大好きな山菜がたくさん採れています。いよいよ、平成30年度がスタートいたしました。本年度から、淺尾和彦医師が常勤医として赴任いたしました。内科長として、内科一般に加え、精神疾患、認知症、心身症領域で専門性を大いに発揮して欲しいと期待しています。これで、常勤医三名体制に戻りましたので、臨床面はもとより、保健事業や介護との連携の面、介護予防などの面でも、充実した活動を展開したいと考えております。
さて、昨年度を振り返りますと、入院の病床稼働率は65%で、目標とする70%を達成する事が出来ませんでした。過去三年間の入院患者数は横ばいか、むしろ僅かですが減少傾向にあります。西和賀町の高齢化率は47%で今なお上昇しております。一方で高齢者の実数そのものは減少傾向にあり、この事が入院数の伸び悩みにつながっている可能性があります。病院として入院病床稼働率を70%台にすることは、最重要課題であります。入院患者増加の取り組みへのご支援、ご協力をよろしくお願い致します。また、本年度から、在宅での治療が必要な医療ニーズの高い患者さんのレスパイト入院(社会的要因による入院)を受け入れる事にしました。介護施設へのご迷惑がかからないように運用してまいります。よろしくお願いします。
昨年度の救急車受け入れ数は138件でした。一昨年に比べ若干減りましたが、本地域の救急車の約半数を受け入れていると推測されます。救急車の受け入れに関しても、最重点課題として取り組んでまいります。
新しい病院に移り、3年半が経過しました。入院患者数の伸びは目標に達していませんが、全体的には病院は順調に運営されていると自己評価しております。近々、HPに昨年度の臨床指標をアップいたします。ご批判、ご助言をお願いいたします。
本年度の当院の総職員数は委託業者のスタッフを含めて92名です。「オール西和賀」、「オールさわうち」を合言葉に、患者さんの視点、病院の質と経営の視点、職員の視点と、この四つ視点を軸に、すべての満足度が上がり正のスパイラルが形成される病院を目指します。目標は大きく、「感動を提供し共有できる高齢の町に無くてはならない奇跡の病院」です。掛け声だけに終わる事にないよう、病院を挙げて努力する所存です。関係各位のご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
平成30年5月9日 院長 北村道彦
○「シームレス通信」を作成し、待合室に掲示しています。ぜひご覧ください。
シームレス通信№1 [116KB pdfファイル] シームレス通信№2 [107KB pdfファイル]
シームレス通信№3 [99KB pdfファイル]
シームレス通信№4 [50KB pdfファイル]
シームレス通信No.5.pdf [53KB pdfファイル]
シームレス通信No.6.pdf [53KB pdfファイル]
シームレス通信No.7.pdf [297KB pdfファイル]
シームレス通信No.8.pdf [338KB pdfファイル]
○昨年初めに各地区で開催された「みんなで考えよう!地域づくり座談会」で、さわうち病院に関する質問、ご意見について、下記のとおりお知らせしますのでご覧ください。
〇平成29年10月15日、西和賀町文化創造館銀河ホールにて行われた西和賀町健康まつりでの取組発表を掲載します。ぜひご覧ください。20171015健康まつり取組発表.pdf [9419KB pdfファイル]
〇北村院長の2018年頭講話を掲載しますのでご覧ください。2018年頭講話-北村院長.pdf [16633KB pdfファイル]
