めざします。「薪ストーブ利用世界一」

更新日:2020年05月08日

岩手県西和賀町の取り組み紹介

   西和賀町は、面積の約8割を森林が占めており、古くから森林とのかかわりが非常に深い地域ですが、近年の経済状況が厳しいなか、林業活動は低迷してきています。 そこで西和賀町では、地域の資源である森林の有効利用を進めようと「薪ストーブ利用世界一」を目指して取り組みを進めています。 森林組合と協力して、薪割り機の整備や薪供給の仕組みづくり、薪ストーブについての講演会を行うなど、導入に向けての働きかけを積極的に行っています。

なぜ「薪ストーブ」なの?

  • 地球温暖化の防止
    世界的に、地球温暖化防止のための取組みが叫ばれており、石油などの化石燃料に代わるものとして「木」が注目されています。地元にある木を利用した「薪ストーブ」は、石油などを燃やさないため二酸化炭素を増やさず、地球温暖化防止につながります。
  • 地域資源の有効利用と林業の振興
    森林から木材が生産されるまでには多くの時間が掛かります。また、間伐などの手入れも必要です。 間伐材など、手入れの過程で出てくる木や雑木を、薪ストーブの燃料としてエネルギー利用することは、地域資源の有効利用につながります。また、森林の活用が進み、林業の活性化や森林環境の保全に役立ちます。
  • 地域の活性化
    「薪ストーブ利用世界一」を掲げ、西和賀町の取組みを広く知ってもらうことが、地域の活性化につながると考えています。薪のある暮らしや、薪ストーブの持つ暖かさ、環境にやさしいイメージは、西和賀町ならではの特色ある観光資源になると考えています。
平成21年度 薪ストーブ利用状況調査より
利用率 使いたい?
宝の持ち腐れにしないために 事業の認知

 

環境に配慮した特産品「西和賀ブランド」の販売

   町では、森林から生みだされた薪を使って、ハウス栽培によるキノコや花づくりに取り組んでいます。地元の薪を使用することで、石油などの燃料の使用が抑えられ、二酸化炭素を増やさず、地球温暖化防止につながります。手間やコストは多少かかりますが、環境に配慮した商品として付加価値を高めることにより、地域資源を活かした「西和賀町ブランド」づくりをめざしています。

 

~ 薪ストーブ利用を広めるための町の取り組み ~
町の取り組み

~ 新築を検討される方へ ~
ポイント

 

「薪」利用最適化システム構築計画を策定いたしました。(平成23年3月)

この記事に関するお問い合わせ先

農業課

沢内庁舎
〒029-5692
岩手県和賀郡西和賀町沢内字太田2地割81番地1
電話番号:0197-85-3415
ファックス番号:0197-81-2111
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